2025年(令和7年)度 沖縄研修会
2025年4月17-18日に協会会員15名(事務局含)で沖縄研修を実施しました。
国内資源循環を図り、CAN to CANを促進するため、国内最大の離島である沖縄県を訪問し、UBC回収やUBCの輸出などの実態について見学と意見交換を行った。意見交換会は那覇市環境部クリーン推進課、オリオンビール、チェリオコーポレーション、株式会社三和金属の代表の方を招き、現地の実情や課題、今後の対応について意見を交わしました。
また、三和金属、那覇・南風原クリーンセンターを訪れ、UBCの流れの実態を見学し、最後に(一社)プロモーションうるまの指導の下、海岸の砂からマイクロプラスチックを探し出す体験をして環境保護の重要性について再確認しました。
2024年(令和6年)度 施設見学研修会
当協会は、3R推進月間に合わせて、アルミ缶リサイクルについて理解を深めて頂く為に、毎年「施設見学研修会」を実施しています。
今年は10月31日、午前中は港資源化センター、午後には東京都廃棄物埋立処分場の2か所を訪問しました。関係省庁、報道関係及び協会会員会社より43名が出席しました。
港資源化センター様は、港区内の資源集積所から回収された缶、ペットボトル、びん、プラスチックを受け入れ、次の処理施設へ送るための作業を行っています。缶、びん、ペットボトル、プラスチックは、それぞれ回収されたものを人の手と機械を使って分別し、プラスチック、缶とペットボトルはそれぞれプレスして固めて発送しています。この施設では1日で27トンの資源を処理しています。アルミ缶はその内約1トンを占め、処理業者に送りリサイクルをされています。ここで働く作業者の負荷を少しでも軽くできるように、中身はすべて出して、軽くすすぎ、分別をやり易くする重要性を学びました。
東京都廃棄物埋立処分場様は、不燃ごみを一日当たり240トン受け入れ、破砕し鉄・アルミニウムを回収した後の物や焼却灰などを埋め立てています。今のペースで埋め立てていくと埋め立て処分場の寿命は50年であることを学び、資源化できるものを分別してごみの発生量を減らす努力を継続していかなければならないことを実感しました
2023年(令和05年)度 施設見学研修会
当協会は、3R推進月間に合わせて、アルミ缶リサイクルについて理解を深めて頂く為に、毎年「施設見学研修会」を実施しています。
今年は10月11日に株式会社ジャパンビバレッジエコロジーのリサイクルプラザJB様とキリンビール取手工場様の2か所を訪問しました。報道関係及び協会会員会社より49名に参加頂きました。
リサイクルプラザJB様は自動販売機の横のリサイクルボックスから回収される缶、ペットボトル、びんを受け入れ次の処理施設に送るための作業を行っています。この施設では1日に20トンの資源を処理しています。アルミ缶はその内2トンを占め、2次合金メーカーに送られCAN to CANを推進されています。しかしながらリサイクルボックスから回収された中に約20%もの異物が混ざっているとのお話をうかがい、「リサイクルボックスの入り口がリサイクルの入り口」として資源の対象となる物だけをリサイクルボックスに入れる重要性を学びました。
キリンビール取手工場様は1970年6月より出荷を開始し、作り方にこだわった一番搾りなどを製造しています。最大製造量は年間50万キロリットルで、缶製品は分速約2,000缶の高速で充填しています。当協会より「アルミ缶のリデュース(軽量化)のために缶の形状や素材の改善を進めていて、消費者の皆様が飲まれる際に開缶性や飲みやすさで支障を与えないように工夫しています。」と説明しました。
2022年(令和04年)度 施設見学研修会
当協会は、3R推進月間に合わせて、アルミ缶リサイクルについて理解を深めて頂く為に、毎年「施設見学研修会」を実施しています。
今年は10月19日に鶴見資源化センターと南本牧廃棄物最終処分場の2か所を訪問しました。報道関係及び協会会員会社より34名に参加頂きました。
鶴見資源化センターは1995年より稼働を始め、横浜市内で発生する缶、びん、ペットボトルと可燃性粗大ごみを受け入れ、次の処理施設へ送るための作業を行っています。缶、びん、ペットボトルはまとめて出されたものを人の手と機械を使って分別し、プレスして固めて発送しています。
南本牧第5ブロック廃棄物最終処分場は、資源にならず焼却されたごみの焼却灰を受け入れ、埋め立てています。この施設は約400万m3の容積を有しています。元は33年間埋め立てが出来る計画でしたが、市民の皆様が資源化による焼却ゴミの削減を進め50年間は埋め立てが出来る見込みであることを学びました。