平成29年(2017年)度事業活動計画

1. 概要

 平成28年(2016年)度の飲料用アルミ缶の国内出荷缶数は前年比101%の216億缶の見込みです。前年2015年度の111%増加に比べると微増となりましたが、引き続き200億缶の大台は維持されました。2016年度のリサイクル率は前年比2.3ポイント向上の92.4%と、目標の90%以上が維持されていることが確認できました。
 リデュースについては2016年度の1缶当たりの平均重量は15.72gと前年比で0.11g増加となり、リデュース率は7.1%と昨年より0.7ポイント後退しました。
 3R推進団体連絡会活動については、昨年6月に第3次自主行動計画を作成・公表しましたが、今年も計画に基づき活動を進めていきます。

2. 基本方針

 「アルミ缶における3R推進のための第3次自主行動計画」の達成に向け、以下の方針に沿って取組みます。
(1)安定的にリサイクル率90%以上を維持します。
(2)平成32年(2020年)までに一缶あたりの平均重量を2004年実績比で10%軽量化します。
(3)3R推進団体連絡会の一員として、積極的に3R推進に取組みます。

3. 平成29年(2017年)度 事業活動計画の内容

【1】 リサイクルの推進

     目標 : 安定的にリサイクル率90%以上を維持します。
 
 2016年度のアルミ缶消費量は、ビール系需要が12年連続前年割れとなり、またSOTコーヒー缶が横這いとなりましたが、RTD缶やボトル缶が好調でその落ち込みをカバーした結果、全体では微増で着地しました。2016年度のリサイクル活動は集団回収や店頭回収が堅調に推移し、リサイクル率は前年比2.3ポイント向上の92.4%と目標の90%以上が維持されていることが確認できました。但し、2016年度は6.2万㌧(前年度4.8万㌧)のUBCが輸出(主に韓国)されており、市場原理であるものの消費量の20%近くのUBCが輸出されている実態は、国内資源循環の観点からは憂慮すべき事態と思われます。
 当協会としては、引き続き回収協力者や自治体との情報共有を図りつつ、アルミ缶回収活動への支援を継続するとともに、CAN to CANの資源循環を注視していきます。
(1)各回収ルートの関係者との連携、協働の推進
  ① 自治体への広報活動に努め、UBCの資源循環や集団回収への取り組みを支援します。
   ・全国自治体の開催する環境イベント等への展示品、パンフレットなどの提供を行います。
   ・自治体分別回収に関しての情報収集を行うために「アルミ缶リサイクルアンケート」を実施します。
    (過去は2007年、2012年に実施)
  ② 回収拠点と連携して集団回収に取組む団体の掘り起し、集団回収の促進を支援します。
   ・回収拠点推薦によるアルミ缶一般回収協力者表彰制度、及び優秀回収拠点表彰制度を継続します。
   ・3R推進協議会主催の3R推進功労者等表彰に候補者の推薦を継続します。
   ・広報紙「リサイクルニュース」(4回)を発行、配布します。
   ・協会ホームページ更新(6月)を行い、WEBサイト上で集団回収や表彰制度などを積極的に紹介
    します。
   ・回収業者の新規発掘と登録を進めます。
   ・アルミ缶小・中学校回収協力者表彰、及び一般回収協力者表彰の都道府県別データを整理し、今後の
    回収活動支援に役立てます。
(2)広報・啓発活動の推進
  情報のアップデートに努め、回収活動への理解を深めます。
  ① 次世代への環境教育と消費者への啓発活動
   ・アルミ缶小・中学校回収協力者表彰制度を継続します。【(一社)日本アルミニウム協会協賛 】
   ・環境教育への協力、支援として小冊子、DVD、ポスター等の配布や再生地金サンプル等の教材を
    貸し出します。
   ・中学生の修学旅行時などの来協学習を受け入れます。
   ・自治体や各団体主催展示会(小樽カンアート)参加、講演会への参加、各種書籍・雑誌等への寄稿を
    行います。
   ・エコプロ等の展示会に参加します。
  ② マスコミ関係者や支援団体への広報活動
   ・定期的に報道発表を実施します。(2月:アルミ缶需要量 、6月:単年度事業計画とリサイクル率)
   ・リサイクル施設の見学研修会を実施します。(10月)
   ・タブのみ回収問題への正確な情報提供を行います。
(3)調査活動、その他
  ① 平成28年(2016年)度の「アルミ缶リサイクル率」(「CAN to CAN率」含む)調査と公表。
  ② 「アルミ缶リデュース率」「アルミ缶再生利用フロー」の調査と公表。
  ③ (一社)日本アルミニウム協会等と連携し「アルミニウム(アルミ缶)と健康」についての継続調査を
    実施。
  ④ (一社)日本アルミニウム協会等と連携し、アルミ缶普及イベントを企画運営します。

【2】 リデュースの推進

     目標 : 平成32年(2020年)度までに一缶当たりの平均重量を
              2004年実績比で10%軽量化します
 
 2016年度の1缶当たりの平均重量は、190ml小型缶の数量が1.7億缶減ったこともあり15.72gと前年比で0.11g増加し、リデュース率(1缶あたりの缶重量削減率)は前年比0.7ポイント後退の7.1%となりました。
 一方、軽量化は主力の350ml缶の着実な軽量化効果が大きく、削減率が前年比0.2ポイント改善の95.0%となりました。現在のリデュース率の算出方法は缶サイズ構成や缶数変動影響を受けやすく、今後リデュース率の指標については、3R推進団体連合会と歩調を合わせた指標への変更を検討していきます。
 

【3】 当協会ワーキンググループ(WG)の活動

 リサイクルフロー調査WG、3R推進WG、広報WGを継続し、リサイクル率向上のための施策、自主行動計画のフォローアップ、効率的・効果的な広報活動の推進を考えていきます。 昨年は“タブのみ回収”の問題をクローズアップして、サブGで取り組みましたが、今年は企画委員会の課題のひとつとして推進していきたいと考えます

【4】 3R推進団体連絡会メンバーとしての活動

 3R推進のために事業者は消費者、自治体との「主体間の連携」を進めることが必要との認識に基づき、同連絡会が開催する各種取組みに参画します。また昨年に策定・公表した「第3次自主行動計画」に引き続き取組みます。
 ① 事業者自ら実践する3R 推進計画の推進。
  ・リデュース、リサイクル目標達成に向けて取組みます。
 ② 普及・啓発活動の推進。
  ・3R推進フォーラム、3R交流セミナー意見交換会(4回)を開催し市民、行政との意思疎通を
   図ります。
  ・市民リーダー育成のための支援、リサイクル冊子の制作・配布を行いす。
  ・エコプロ等の展示会に参加します。
アルミ缶リサイクル協会
〒104-0061
東京都中央区銀座4-2-15
TEL.03-6228-7764
FAX.03-6228-7769
 
事業内容
1. アルミ缶回収ルートの整備・支援
2. 広報・啓発活動
3. 調査活動その他